電動車椅子サッカーとは?


〇競技の概要

「パワーチェアフットボール」とも言い電動車椅子に乗ってプレーするサッカー競技です.

 

体育館のバスケットボール用コートで「1チーム4人」の選手がプレーします.

電動車椅子の足元(前方)に専用のフットガード(鉄で作られたバンパー)を装着し,

直径約33センチ(13インチ)のボールを蹴ります.

 

障がいや年齢,性別を問わずにプレーできる画期的な競技です.

 

この競技は,

1975年にフランス,1980年にアメリカ・カナダ,そして1982年に日本で誕生しました.

しかし当時は,国によってルールが異なりました.
2006年にアメリカ・アトランタでルールの統一を目的とした会議が行われました.

検討の結果,フランスのルールを基に国際ルールが決まりました.
日本では,2007年度にローカルルールから国際ルールへの移行が始まり,2008年度に一部のローカルルールを残して移行が完了しました.

〇競技説明

基本的なゲームの進行やルールはサッカーと同じですが,以下のような違いがあります.

・施設・用具
主に体育館のバスケットボール用コート(コートの大きさは縦が28m、横が15m)
直径約33センチ(13インチ)のボール
専用のフットガード(鉄で作られたバンパー)

・試合時間・人数
前後半20分(又は15分)ハーフタイム10分
コートに出られるのは、キーパーを含め1チーム4人
試合中の選手交代は何度でも行えます

・電動車椅子の速度
電動車椅子の最高速度は、10km/h(日本国内ローカルルールでは、6km/h)

・反則について

チャージ
相手のフットガード以外にぶつかること
相手に直接フリーキックが与えられる

2on1(ツーオンワン)
ボールに対して味方同士が2人以上参加すること
相手に間接フリーキックが与えれる

スリーパーソン(3in)
守備側はゴールエリア内に2人までしか入れない

 

※通常のサッカーにあるオフサイドは,ありません